2010年03月19日

「普天間」解決なければ首相辞任要求…谷垣総裁(読売新聞)

 自民党の谷垣総裁は14日、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で、現行計画の移設先である米軍キャンプ・シュワブ沿岸部がある名護市辺野古を初めて訪ね、地元住民らとの意見交換会を行った。

 谷垣氏は会合終了後、記者団に「5月末までに結論が出なければ、首相は退陣すべきだ」と述べ、鳩山首相が表明している期限内に結論が出ない場合、内閣不信任決議案提出も含め、首相に辞任を迫る考えを改めて強調した。

 意見交換会には地元住民代表や市議らが参加。出席者からは政府内で有力なシュワブ陸上部への移設案への反対意見が相次いだ。

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2010年03月17日

戦争風化 まだ早い 「孫たちへの証言」応募減少 (産経新聞)

 ■発行元「65年の節目、今こそ伝えて」

 全国から寄せられた庶民の戦争体験をつづる「孫たちへの証言」の編集作業が今年も進められている。今夏発行予定の第23集目の締め切りは今月末で、これまで約200件の応募があったが、戦争経験者の高齢化とともに年々減少。記憶の風化も深刻だという。今年は戦後65年。発行元の新風書房(大阪市)の福山琢磨代表(75)は「直接経験した人が戦争を語る最後の節目かもしれない。だからこそ証言を残してほしい」と訴えている。

 「孫たちへの証言」は昭和63年に第1集を発行して以来、毎年発行。飢餓に苦しんだ戦場、子供らとの避難、空襲、被爆…。肉親を失う悲しみや戦争が生み出す苦しみなど、ひとりひとりの貴重な証言が収められている。

 昭和60年代、カルチャーセンターで自分史の書き方講座を担当していた福山さんは60〜70歳代の受講生に生い立ちについて書くよう指導したところ、多くが鮮烈な戦争体験をしていることに気づいた。それらをまとめたのが第1集だった。

 好評だったため続編を制作。第3集からは公募方式にした。年間1200件も集まった年もあったが、最近は350件程度にまで減った。

 応募のほとんどは、戦争を体験した高齢者。介護ヘルパーや家族の代筆もある。福山さんは「文章の技量ではなく、今書かないと何も残らないという書き手の危機感が伝わってくる」と話す。

 編集にあたっては、日時、場所などをできるだけ忠実に記すことを心がけている。具体性を持たせることで、証言としての重みが増すと考えるからだ。寄せられた文章をそのまま載せるのではなく、電話や手紙で筆者とやり取りして、事実を詳細に確認する。

 最近では高齢者に代わって、20〜60歳代の子供や孫世代からの応募も増えつつある。亡くなった両親や祖父母の残した回顧本や手紙などを応募するケースも。「直接話を聞くという時代は過ぎ去り、何かを介して戦争の姿を体得する、そんなはざまに来つつある」と福山さんは語る。

 今後も発行を続けたいという気持ちはあるが、応募数が200件を切ると編集も難しくなるという。福山さんは「戦争に負けて、日本は消滅する可能性もあったが奇跡的に復興を遂げた。あの時代を忘れないためにも歴史を記録し続けたい」と話している。

 問い合わせは新風書房(TEL06・6768・4600)。

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2010年03月16日

<東文研>確認前に「お墨付き」 クモ発生の新潟市美術館に(毎日新聞)

 新潟市美術館(北川フラム館長)の企画展示室内でかびに続き、虫が発生した問題で、新潟市美の環境調査をした東京文化財研究所(東文研)が、国宝などの展示に必要な書類を虫が確認される前に発行していたことが分かった。書類は展示の「お墨付き」になるが、佐野千絵・東文研保存修復科学センター保存科学研究室長は「担当の学芸員との信頼関係は確立されている」として、改めて環境調査をせず書類は有効との考えを示している。【立上修】

 新潟市美は今春、中宮寺や法隆寺などが所蔵する国宝や重要文化財の仏像計14点を展示する企画展「奈良の古寺と仏像」を計画。仏像の貸し出しに当たり、東文研は文化庁から環境調査依頼を受けた。貸し出しに「お墨付き」となる書類は2月23日に発行した。

 新潟市美では、開催中の企画展「新潟への旅」で企画展示室に展示した「エコ電動カート」からクモや甲虫類の昆虫が発生。大関洋一副館長の説明では、2月16〜26日に同室内でクモ30匹、その他の虫4匹が確認されたという。

 佐野室長によると、新潟市美から虫が発生したという連絡があったのは2月26日。酸化エチレン系の薬剤で企画展示室の全3室を殺虫濃度での燻蒸(くんじょう)をするよう指示したが、9日現在実施されていない。

 新潟市美は虫の発生を東文研に報告する前、展示室内で展示作品を覆い、市販の燻煙殺虫剤をたいているが、市美側の独自判断といい、佐野室長は「今回の作品には問題がなく、ある程度効力がある」と説明している。

 一連の問題で、新潟市の篠田昭市長は8日、「仏像展を確実に成功させるため」として非常勤の北川館長の更迭を発表している。

 ◇東京文化財研究所とは

 国立文化財機構の下部組織で、文化財の保存、修復を行う公的な研究機関。文化庁の依頼による調査をはじめ、美術館、博物館などからの要請に応じ、技術指導や助言などを行う。石室の壁画がかびなどで劣化した高松塚古墳やキトラ古墳も担当している。

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